胆嚢全摘開腹手術 - 入院日記

八王子消化器病院
病院のホームページはここ 胆嚢摘出は低難度の手術で、昨年の実績は144件とのこと。

2011年2月の人間ドックの結果、昨年同様に下記の指摘。胆石については経過観察。

• γ-GTP（226）、GOT（82）、GPT（91）が高い。
• 中性脂肪（351）が高い。
• HDLコレステロール（29）が低いが、LDLコレステロール（47）も低い
• 砂利のような胆石がある。

• 6/15（水）　紹介状を持って、南大沢メディカルプラザ（内科）受診。超音波エコー検査をすることに。
• 6/25（土）　超音波エコー検査。胆石や泥があり、胆嚢が変形しているので全摘手術を勧められる。紹介状を出すので、外科を受診するようにとのこと。
• 6/27（月）　以前、胃潰瘍で掛かった八王子消化器病院に。血液検査をする。MRI、CT、超音波エコー検査を予約。
• 7/04（月）　東京西徳洲会病院（昭島市）でMRI検査。
• 7/06（水）　八王子消化器病院でCTと超音波エコー検査。
• 7/09（土）　検査の結果、胆石症と胆嚢腺筋腫との診断。胆嚢壁の一部が肉厚になって（くびれがある）そこに胆石や泥が溜り、胆嚢の機能を果たしていないとのこと。
  腫瘍マーカが5.9（正常値は5.0以下）であり腫瘍の可能性もありうること、将来のリスクを考えると若い今の内に処置した方が良いこと、から全摘開腹手術をすることにした。
  善は急げ！ではないが、やるなら早い方が良い。
  会社の夏休み（今年は15%節電を達成するため8/15-19が一斉休日）を自宅療養に充てることにし、7/30入院、8/2手術、8/9退院となった。
  血液検査の採血と肺活量を測定。

開腹手術で用意する病院指定の物品は、

2011/07/30（土）入院

• しばらくは食事制限があるので、昼食を多摩センターの『まぐろ人』でお寿司。
  まぐろ人盛りや貝盛り、白身盛りにコハダやアナゴ、赤身など、〆はかっぱ巻きで満足、満足。
• 12:50　入院。すぐに4Fの病棟に案内される。
  部屋は4人部屋の413号室、奥（窓側）の右側。
  この病室は有料（\3000）。無料部屋との違いは、南向き、電動ベッドと冷蔵庫。個室部屋の料金は\15,000と\30,000（シャワーあり）。
  入院は、高校2年の夏休み明けの盲腸手術以来。システムも設備も大分違う。
  
  病室を取り巻く窓には、グリーンカーテンとしてゴーヤが。大きくなるとファシリティの人が収穫するそうだ。
  
  
  　　　　　窓からの眺め
  
  
• 14:00　主治医から診断結果と手術内容および合併症のリスクについて説明を受ける。
• 一日のスケジュール、検温が1日3回ある。
  • 06:00　起床
  • 07:15　朝食
  • 08:00　回診
  • 12:00　昼食
  • 17:00　回診
  • 18:00　夕食
  • 21:00　消灯
• 月〜土はお風呂、日はシャワーで、午前と午後に男女交替制で2時間半（一人30分枠）。
• TVは\1,000のプリペイドカードで700分（11時間40分）。
• 面会時間は月〜土が13:00〜19:00、日が11:00〜19:00。家族といえども時間厳守で、面会には申請が必要。面倒ではあるが、セキュリティーの点では安心。
• 食事は『低脂肪食』。1日 1,950kcalくらい。味付けやごはんの美味しさは申し分ないが、量が少ないのでもっと食べたい。ひろこに明日パンを買ってきてもらうことに。
• 21:00消灯。夜がものすごく長い。同室のじいさんのいびきも気になる。
  夜中に雷と地震。携帯のワンセグで確認。震源は福島沖、浜通りで震度5、八王子は震度3。直ぐに看護師さんが見回っていた。

2011/07/31（日）入院2日目

• 今日は1日分（朝6:00〜翌日6:00）の尿の量を測るため蓄尿。トイレで計量カップにおしっこをして、それを備え付けの袋に貯める。
• 朝、ひろこが必要なものを届けてくれる。面会時間外なので玄関で受け取り。パンはカレーパンとコロッケパン。
• 10:00過ぎ、カレーパンを食べる。　
• 食事の箸やスプーンは自前。箸は発売時に買うだけ買って未使用だったスノーピークのもの。ようやく役に立った。
  
  
  
  
  
• 1日3回（10:00、15:00、20:00）、1回5分の呼吸練習。酸素を深呼吸して吸引する練習。目的をあまり理解しないまま（練習する必要も無さそうなので）、練習する。
• 15:00過ぎ、コロッケパン食べる。
• 13:30　シャワーを予約して浴びる。
• 父親が入院した時にも感じたことだが、看護師さんは偉い。いくらお仕事とはいえ、夜中の度重なるナースコールに応え、シモや吐瀉物、痰の始末までする。
• 「江」を見て消灯。なかなか寝つけず、22:00過ぎに。

2011/08/01（月）入院3日目

• 尿は2600cc。お茶飲みすぎか。
• 朝の検温時に採決。血管細いので、手の甲から。
• 10:30　手術前準備
  • へそ掃除。看護師さんが綿棒でへそゴマを掃除してくれる。
  • 尾てい骨の圧力測定。値が高いときは床ずれ防止のため措置するとのこと。
  • 腹帯、T字帯サイズ測定。Mサイズ。
• 食事はお昼までで、後は絶食。水分は21:00まで。　
• 各ベッドのコントロールパネル（ナースコールや照明、酸素などがある）にはLAN端子がある。そこにノートPCを繋ぎ、退院したら傷に効く温泉に行けないかなぁと検索。要は暇つぶし。
  武田信玄が傷を癒したという本栖湖近辺の下呂温泉はどうか。湯河原や箱根も良さそう。
• 11:30　手術前、最後のお風呂。
• 13:00過ぎ、ひろこ来る。頼んでおいた焼きたらこのおにぎりを食べる。これが最後。
• 15:00　下剤を飲む。6時間後くらいから夜中にかけて催すとのこと。
• 15:45　点滴（ブドウ糖）1000cc。500cc 2本を1本2時間のペースで。絶食しているのでこれで栄養補給。
• 19:00　バーミヤンの上位10位を当てるバラエティー番組を見てしまう。空腹に堪える。
• 夜中に再び地震。

2011/08/02（火）入院4日目　手術当日

• 下剤が効いいてお腹がぎゅるぎゅるといった感じは無かった。いつも通りにお通じ。
• 手術予定は12:30頃。朝一の手術のあと本日2番目の手術なので時間は前後するとのこと。
• 午前中に、ひろこ、あおい、もえ来る。
• 手術中および手術後は同じ姿勢が続くためエコノミー症候群になりやすい。それを防止するためのタイツ（白い）を履く。また、T字帯をつけて浴衣を着る。
• 12:00過ぎ。お呼びがかかる。皆に見送られて4Fからエレベーターで2Fの手術室に。
  無影灯が目に入る。おぉ手術室だ。男性は濃い緑、女性はワインレッドの手術着。
• ストレッチャーから手術台に移動。体を丸めて、背中に局所麻酔。意外に痛くない。
• 『全身麻酔します。次に目を覚ますのは手術後です。では眠くなりますよ』を聞き終えた瞬間、記憶が無い。
• 後日、ひろこに聞いた話。
  • 手術時間は1時間10分くらい。早めに（何の問題もなく）終了した。
  • 麻酔は直ぐかかり、直ぐに覚醒した。
  • 癒着は無く、胆管に胆石は無かった。
  • 手術後の説明はひろこだけの予定だったが、何事も経験だと勧められ全員で聞いたそうだ。目の前で先生が胆嚢を縦に切開し、細かい胆石と胆汁がドビャーっと広がったそうな。あおいは失神しそうになったが、もえは興味津々で見入ったそうだ。
• 目覚めたら少し薄暗い病室（回復室）で、ひろこの声は聞こえるが姿は見えない。最初に感じたのは
  • 喉がめちゃくちゃ痛い。（呼吸用にチューブを喉に入れるが、その際に傷がつくらしい）
  • きばってオシッコしたいが、きばってもチューブから漏れたりしないのか不安。→　手術後の第一声が、「オシッコきばって良いですか？」
• そのうち、完全に麻酔から覚めると傷が痛みだす。
  切開したのはお腹のみぞおちからおへそにかけてなのだが、感覚的にはあばら骨の下に沿って、盲腸のあたり、つまり右半分のお腹にを半円状に切られたような感じ。
  また、毛布などがお腹に触れると、反射的にあばら骨のしたあたりの筋肉が2秒くらい引きつる（痙攣する）。これがめちゃくちゃ痛い。
• 喉仏が異様に痛く、もしかして気道確保のため切開とかしたんじゃないかと思ったが、看護師さんに言ったら、単に酸素マスクがずれて喉仏を圧迫しているだけだった。
• 喉と口の中がカラカラに乾き、粘りのある半固形物が唇や舌にまとわり付く。同じ姿勢で腰が痛い。
  いつまで続くのか。こんなに痛いものなのか。うつらうつらしながら早く時間が過ぎることを願う。
  何度もナースコールして、乾いた口を潤すためにうがいをし、体の向きを変えてもらう。

2011/08/03（水）入院5日目　手術2日目

• 8:00過ぎの回診が終わったら病室に行けるとのこと。それまで「あと5時間半だからね」と励まされる。目標があると頑張れるものだ。
  この時間、あまりに痛いので、鎮痛剤のシャワーをしてもらう。これは後で知ったことだが、鎮痛剤（3日分）を常に背中から注入しており、特に痛みが強いときに点滴チューブ途中のボタンを押すと何ccかがドピャーっと注入されるそうだ。冷たいので気持ちが良い。
• 回復室には私の他におばさんが2人、合計3人いた。
  待ちに待った回診。「腫瘍ではなさそうなものの、取って正解だった」との説明。経過が順調なので、昼から流動食開始とのこと。
  鼻から胃に入れているチューブと酸素マスクを取り、腹部レントゲンを撮った後、車いすで病室に移動。とにかく腹全体が痛いので、電動ベッドは必須だ。
• おやつは見るからに玉子豆腐。『おやつ』なのだからプリンであってくれと期待して食べるも、やはり玉子豆腐。嫌いだが回復のため我慢して飲み込む。
• 痛みが先行し、食欲もなければ何かしたいとも思わない。痛みは意欲を奪う。ただ、食べないと回復しないので、出されたものは全て食べた。
• 体に繋がれているチューブは3つ。昨年の親父の胆嚢全摘手術時では局部から体液を排出するチューブがあったが、私は無し。
  • 尿の排泄用。手術時にポコチンの先から膀胱までチューブが入れられたようだ。きばらなくても自然に排泄される。
  • 鎮痛剤注入用。背中にシールで固定。手術前の局所麻酔時に挿した。
  • 点滴用。左手首の辺り。
• 点滴はブドウ糖と抗生剤（ハミガキのチューブのような形でキャップが緑色）。抗生剤のせいか、喉の痛みがだんだん引いてくる。
• 微熱（37度台）あり。
• 検温時にオナラが出たかどうか聞かれる。また、腸の動きを聴診器で確認される。
• 13:00過ぎ、ひろこ来る。病院のルールで面会時間は13:00からなのだが、手術翌日くらい午前中から面会できないものか。
• 15:00の呼吸訓練に行く（行かされる）。痛いのなんの。辿りついた途端、鎮痛剤を注入。
  腸の活動を元に戻すため、痛くとも歩くことが大事とのこと。でないと腸閉塞になってしまう場合もあるとか。
• 呼吸訓練時、痰を切れやすくするための薬剤を吸引。酸素吸入が5分、薬剤吸引が5分。
  痰は全く出ない。（結局、退院するまで1回も出なかった）
• 医者である義兄からのアドバイスは、「体力回復が遅くなるので痛みは我慢しないこと」。
  これを聞いて、今晩は鎮痛剤を別途点滴してもらうことにする。
  消灯前に呼吸訓練に行き、すぐさま鎮痛剤の点滴。睡眠薬は入っていないそうだが、爆睡。気づくと4時間ほどぐっすり眠った。

2011/08/04（木）入院6日目　手術3日目

• 今日は手を頭の上にあげても痛くない。だが、まだ何もしたくない。
• 午前中に体を拭くための蒸しタオルが配られる。
  昨日はまだ体の自由がきかないので顔や首だけにしたが、今日は全身拭けた。
  タオルは白色のが数本とオレンジ色のが1本。昨日はオレンジ色ので顔を拭いたが、何とこれは『シモ用』だった。昨日は配るときの「シモ用です」のひと声無かったじゃないか。。。
• お昼過ぎにオナラが出た。
• 呼吸訓練。
• 点滴は、ブドウ糖と抗生剤。
• 白いタイツを脱ぐ。
• 14:00過ぎ、ひろこが来て、夕方もえが来る。19:00まで。
• ひろこがいる間に催す感じがしたので、車いす用の広いトイレでチャレンジしたが出たのはオナラ。オナラとウンコの感覚の違いが麻痺している。
  その後、ひろこが帰った後、最初のウンコが出た。
• 今日は鎮痛剤の点滴が無くても寝られそうだ。

2011/08/05（金）入院7日目　手術4日目

• 昨夜の最後の抗生剤の点滴ですっかり平熱に戻り、嘘のように喉の痛みが無くなった。
• 日に日に回復しているのを実感。多少は傷が痛むが、少しなら腹筋に力を入れて上半身を起こすことができる。
• 朝の回診で、チューブを取って良いとのこと。まずは鎮痛剤用の背中のチューブと腕の点滴用。
  尿管は後で。鎮痛剤の影響で膀胱付近が麻痺し意に反して失禁するのを防ぐためのようだ。
• 数時間後に尿管を取る。チューブが抜ける（尿道を通る）感覚が気持ち悪い。
• 全てのチューブが取れたので、浴衣からパジャマに着替える。
• 15:00過ぎ、ひろこ来る。19:00まで。
• 夕食から全がゆに。豚肉が初めて出た。

2011/08/06（土）入院8日目　手術5日目

• 朝の検温時に採血。
• 昨日の夜は、ぐっすり寝たと思って起きたら22:00。たった1時間しか寝ていなかった。長い夜が復活。
• 夜中にナースコール。針を固定していた背中のシール跡が痒くて痒くて仕方がない。軟膏を塗ってもらって治まった。
• 09:30　腹部レントゲン2枚撮影。
• 呼吸訓練。
• シャワーOKとなったので、13:00に予約して浴びる。浴槽にはへそまでつかる。
• 午前中、手術後初めてPCを開き、会社と大学の友人にメール。
• 13:30過ぎ、ひろこ来る。
• 15:00過ぎ、甥と姪が見舞いに来てくれる。甥は医者、姪は獣医の卵だ。
• DVDで「壬生義士伝」を見る。うるうるしているところに検温に来られたりして、ばつが悪い。
• 手術後の一番辛い時の担当だった看護師さんと話をする。
  義兄から「痛みは我慢するな」と聞くまでは、男なのだからしっかり耐えろと自分に言い聞かせ、できるだけ我慢したつもりだった。
  ひろこからも「女は痛みに強いけど、男はからっきしダメみたいよ」と聞いていたので、ならば我慢してやろうじゃないかという気負いもあった。
  で、看護師さんの一言、「あまり痛い痛いと言わなかったけれど、痛みには強いの?」。おぉ、最大級の褒め言葉ではないか！　ひろこはお世辞よ、と言うのだが。。。

2011/08/07（日）入院9日目　手術6日目

• 歩いても傷に響かなくなった。
• 呼吸訓練。今日で終わりにすることに。
• 09:30　シャワー。
• 14:00過ぎ、ひろことあおいが来る。
  あおいは夏期講習と塾があるので、なかなか面会時間とミートしないとのこと。受験生なのだから、勉学優先で良し。
• 15:30過ぎ、おばらさん家族が見舞いに来てくれる。痛みが無くなったら現金なもので、快気祝いをしようと盛り上がる。
• DVDで「プライベートライアン」を見る。
  ノートPCがBlu-Ray対応しているなら、購入した『バンド・オブ・ブラザース』（これは途中まで見た）や『ザ・パシフィック』を見られるのだが。

2011/08/08（月）入院10日目　手術7日目

• 05:10　起床。NHKニュースを見る。
• ウンコは決まって1日2回。下痢は無し。
  低脂肪食と胆汁が出っぱなしのせいなのか、色はいつも同じ黄土色。
• 会社に予定通り退院、自宅療養することをメール。
• 09:30　今日も同じ時間にシャワー。
• 13:00過ぎ、ひろこ来る。
• 13:30過ぎ、栄養士さんから退院後の食事指導。
  脂っこいものは避け、2〜3ヶ月かけて順次慣らしながら通常に。脂を多く摂取した場合は単に下痢するだけなので、そう神経質になることはない。
  野菜ときのこ、海藻類を1日こぶし5個分は食べるようにとのこと。
• DVDで高橋邦弘（長坂翁/達磨）の「達磨そば打ち指南」を見る。

2011/08/09（火）退院　（入院11日目　手術8日目）

• 快晴。
• 05:10　起床。今日もNHKニュースを見る。
• 08:30　回診時に抜糸。盲腸の時は毎日傷口を消毒等で触っていたが、今は、傷口にハニカム型のスペーサーをおいて全面をシールで覆っている。手術後ずっとこのまま。
  で、このシールを剥がし青色の糸を抜く。傷口は12cm、縫合箇所は7箇所。縫合間隔は意外にアバウト、というよりそんなものか。
  盲腸の時の記憶では糸を抜く時に引っ張られるような痛みがあったはずだが、全くない。これも30年の進歩か。
• ひろこが来る前に身の回りを整理して着替えを済ませる。退院準備万端。
• 10:00　過ぎ、費用明細が出たので会計。看護師長さんにエレベータ前まで見送ってもらい、晴れて退院。
• 運転はさすがに無理なのでひろこに。奥さんが運転できて感謝、感謝。
• 昼は醤油ラーメンにしたかったが、脂っぽいだろうと油控えめのソース焼きそばに。ビールを買って、家で早速乾杯。うまいっ！
• 夜は海外出張帰国時と同じメニューである、鍋焼きうどんとマグロの刺身。

退院して1週間...

• さすがにトンカツなどの揚げ物は食べていないが、麻婆豆腐などの中華料理&ちょい辛にチャレンジ。下痢はしない。
  努めて野菜、海藻、きのこを食べるようにしていて、野菜不足分は野菜ジュースで補足。
• アルコールは、1日350mlビールを2缶。場合によって、さらにグラスワインを1杯。
  夕暮れ時、ひぐらしの声に身を包みながら飲むビールは最高だ。
• 退院1週間後の8/16（火）から近所のいこいの湯に。ここの泉質はナトリウム―塩化物温泉なのできりきずに良いそうだ。
  回数券を購入し、しばらく湯治のつもりで通うことにする。

8月24日　通院

• 退院後、初めての通院。
  採血して経過観察。GOTやGPTの値は下がってきたものの正常値にはなっていないので、薬（コスパノン、ウルソ）を飲んで様子を見ることに。
• 胆嚢の生検結果は良性。良かった！
• 傷の回復は問題なし。腹筋の硬さは半年程度続くとのこと。
• 手術後に家族が説明を受けた胆嚢画像（グロいので、苦手な人はクリック禁止）。胆嚢は縦にハサミを入れた途端、胆汁と胆石があふれ出たらしい。
  中央部がくびれており、その左側は線状に隆起したようになっている。ここが肥大部。
  砂利のような黒い細かい胆石が10数個ある。
• ついでに、抜糸直後の傷。

9月4日　手術後1ヶ月

• 手術後1ヶ月が経過した。
• 食事はあまり気にしなくなった。が、ひろこは栄養士さんに言われたように野菜とキノコを摂るよう気を遣ってくれる。
• もううつ伏せでも寝れるし、くしゃみをしても傷にひびくことなない。ただ、今だにシャツがこすれるとひくつくし、少し屈んだ姿勢を続けていると、腹を伸ばした時に傷の周りの筋肉が少し痛い。
• 会社で今春同じように胆嚢摘出した先輩にこの痛みがどれくらい続くのかを聞く。だいたい2か月くらいとのこと。もうしばらくの辛抱か。
• せっせと、いこいの湯に通っている。長湯ができない性質なので、露天や炭酸湯、ヨモギのサウナなどをローテーションして1時間。
  今日で8回目。回数券はあと2枚。